第3回全日本PPF選手権2024大阪レポート|プロテクションフィルム技術の頂点と“選ばれる専門店”の条件
ペイントプロテクションフィルム(PPF)は、ただ「貼れる」だけでは本当の価値を発揮しません。
どれだけボディラインに沿わせられるか。どれだけ違和感なくエッジ処理できるか。どれだけオーナー様の「違和感ゼロ」を実現できるか。
その答えの一つが、全日本PPF選手権という実戦型の大会に集約されています。
ここでは、大阪ATCホールで開催された第3回全日本PPF選手権2024の様子を振り返りながら、
当店がなぜこのフィールドに挑み続けるのか、そして他社とどこが決定的に違うのかを、哲学的かつ現場目線でお伝えします。
全日本PPF選手権2024 in 大阪ATCとは何か
全国のPPFトップ技術者が集結する「実戦型コンテスト」
全日本PPF選手権は、日本全国のペイントプロテクションフィルム施工店・インストーラーが集い、純粋に技術力を競い合う大会です。
競技内容は、バンパー・ボンネット・フェンダーなどの定番パネルに対し、制限時間内でどれだけ正確かつ美しくPPFを施工できるかを競うもの。
いわば、「PPFの実戦施工力」を可視化する場です。
スピードだけでは評価されない“総合技術力”の大会
評価の対象は、早さだけではありません。
- フィルムのテンションのかけ方
- 伸ばしすぎによる歪みの有無
- ゴミ噛み・シワ・浮き・エッジ処理
- ラインの取り方・カットラインの美しさ
こうしたすべての要素が総合的に評価されます。つまり、量をこなすだけの施工では通用しない世界であり、
本当の意味での「プロテクションフィルム技術の頂点」を測る場と言えます。
実戦環境で鍛えられるPPF施工技術
時間制限・指定パネル・厳しいチェックが生む緊張感
大会本番では、限られた時間、決められたパネル、そして見逃しのないチェック体制のもと、施工を進めていきます。
そこには、普段の施工現場とは違う「張り詰めた空気」があります。
この緊張感の中で、
- いかに落ち着いてパネル全体を俯瞰できるか
- どこにスリットをいれるか、どの順番でなじませるか
- 「攻めるライン」と「安全マージン」のバランスをどう取るか
といった判断が問われます。ここで磨かれるのは、単なる手際の良さではなく、「現場判断力」や「段取り力」です。
普段の現場では得られない「極限の集中」と「精度追求」
通常の施工現場では、「時間をかければ修正できる」「見直してやり直せる」という余白があります。
しかし、PPF選手権のステージでは、その余白はほとんどありません。
だからこそ、
- 最初の一貼り目の位置決め
- フィルムを動かす量と方向
- スキージーを通す順番と角度
一つひとつの動きに、普段以上の精度が求められます。こうした極限状態での経験は、そのまま日々の施工品質に還元され、
「どんな状況でも安定した仕上がりを出せる技術者」を育てます。
当店がこのPPF選手権から得たものと、他社との決定的な差
大会に挑戦することで磨かれる「実戦施工力」
当店は、PPF選手権を単なるイベントや話題作りではなく、「技術の検証の場」として捉えています。
大会に挑戦することで、
- 自分たちの施工スピードと精度の現在地が分かる
- 他店の工夫・工法・道具選びを客観的に観察できる
- 自店の施工手順のどこを改善すべきかが明確になる
といった、大きな学びがあります。このサイクルを繰り返すことで、普段の施工現場だけでは到達できないレベルの施工力が身についていきます。
“貼れた”で終わらない仕上がり基準と品質管理
PPFは、貼ってしまえば一般の方には「なんとなく綺麗」に見えます。しかし、実際には、
- ラインが不自然に残っていないか
- エッジ部分のめくれ・浮きのリスクはないか
- フィルムの伸びすぎで将来的な歪みが出ないか
といった細かな差が、数ヶ月〜数年後に大きな差となって現れます。
大会で求められる基準に触れ続けることで、当店の施工基準も、「とりあえず貼れたらOK」から
「長期的に見ても美観と保護性能を維持できるか」へと変化しています。
ここが、他社との決定的な違いです。
量ではなく「難易度の高い仕事」で評価される専門店へ
当店が目指しているのは、「一日に何台こなしたか」ではなく、
「他店では断られた難しい仕事を、きちんと仕上げられる店」として選ばれることです。
複雑な形状のバンパーやスポイラー、ハイグレード車両のフロントフルPPFなど、難易度の高いご依頼が集まるほど、
技術と思想の両方が磨かれていきます。その裏付けとして、このPPF選手権は大きな意味を持っています。
PPF専門店を選ぶときに見るべきポイント
大会・認定・トレーニング実績があるか
PPF専門店を選ぶ際に、「どのフィルムを使っているか」だけに注目されがちですが、実はそれ以上に重要なのが、
- PPF選手権・コンテストへの参加実績
- XPELや3Mなどのメーカー認定・トレーニング履歴
- 日々の施工事例を公開しているかどうか
といった技術と経験の裏付けです。これらはすべて、「本当にPPFと向き合ってきたかどうか」を示す指標になります。
施工環境とアフターサポートの体制
PPFはとてもデリケートな素材です。貼る環境にホコリが多かったり、照明が不十分だったりすると、それだけで仕上がりに差が出てしまいます。
また、施工後に気になる点が出てきたときに、きちんと相談できるか、保証やメンテナンスの説明が明確かも重要なポイントです。
「安さ」よりも「失敗しない安心感」を優先できるか
PPFは決して安い施工ではありません。それだけに、「少しでも安いところ」を探したくなるお気持ちもよく分かります。
しかし、貼り直しが難しく、高額な車両であるほど、一度の施工で失敗しないことの価値は非常に大きくなります。
価格だけではなく、技術・環境・実績・考え方まで含めて、トータルで信頼できる専門店を選ぶことをおすすめします。
まとめ|PPF技術の頂点に挑み続ける専門店として
第3回全日本PPF選手権2024 in 大阪ATCは、単なる「勝ち負けの場」ではなく、
日本のPPF技術がどこまで来ているのか、そしてどこへ向かうべきかを映し出す鏡のような大会でした。
当店は、このフィールドに挑み続けることで、
- 実戦環境で鍛えられたPPF施工技術
- 大会レベルを基準とした品質管理
- オーナー様の資産価値を守るという哲学
を、日々の施工一台一台に落とし込んでいます。
もしPPF専門店選びでお悩みでしたら、「大会や認定を通じて技術を証明しているか」という視点で比べてみてください。
そのうえで、私たちを選んでいただければ、きっと「任せてよかった」と思っていただけるはずです。






