「日本代表として欧州研磨大会へ挑む──丹下竜太が示した“世界基準の研磨技術と覚悟”」

日本代表として欧州研磨大会へ挑む──丹下竜太が示した“世界基準の研磨技術と覚悟”

研磨とは、キズを消す作業ではなく、塗装と向き合う哲学そのものです。

コーティング専門店・研磨専門店として日々クルマと向き合うなかで、
「この技術は世界で通用するのか?」という問いは避けて通れません。
日本国内だけで完結した評価ではなく、世界基準の研磨技術・評価軸・思想と対話するために、
代表 丹下 竜太は日本代表として、ヨーロッパで開催された研磨大会に挑みました。

このページでは、その欧州研磨大会の経験を通じて見えた
「世界基準の研磨とは何か」「なぜお客様にとって意味があるのか」
を、できるだけ分かりやすくお伝えします。

欧州研磨大会とは何か

世界中のトップ技術者が集う評価基準の舞台

欧州研磨大会は、各国から選ばれた研磨技術者が集まり、
塗装研磨のスピードと精度、そして再現性を競い合う国際的なコンペティションです。

使用するポリッシャー、バフ、コンパウンド、照明環境、測定器などは規格化され、
「自分の道具だから得意」という甘えは一切通用しません。
与えられた条件のもとで、どれだけ短時間で、どれだけ塗膜に優しく、どれだけキレイに仕上げられるかが冷静に評価されます。

これは、日常の現場以上に、研磨技術者の本質が試される環境です。
普段の仕事でどれだけ高い意識で研磨に向き合っているかが、そのまま結果に現れます。

完全規格化された材料・時間で測られる「純技術」

欧州研磨大会では、限られた時間、同じ塗装パネル、同じ研磨システムという条件のもとで競技が行われます。
つまり、結果の差はほぼ「純粋な技術力と判断力の差」です。

また、評価には光沢計といった数値的な測定器も用いられ、
「ツヤが出たように見える」ではなく、「どのレベルまでフラットになったか」「色と光の再現性がどう変化したか」が定量的にチェックされます。

これは、研磨を“感覚”から“科学”へとアップデートする場であり、
まさに世界基準の研磨を体感できる舞台です。

丹下竜太が日本代表として挑んだ理由

“世界と対話する技術”を身につけるため

「日本人として、ひとりの研磨技術者として、世界のトップと真正面から向き合いたい。」
丹下が欧州研磨大会への出場を決めた背景には、そんな強い想いがありました。

日本国内でどれだけ評価されていても、
世界の舞台に立ってみなければ分からないことがたくさんあります。

  • どのレベルのスピードが“世界標準”なのか
  • どの精度で仕上げることが“当然”とされているのか
  • どんな判断軸で「良し悪し」を分けているのか

これらを、自分の目と手、そして感覚で確かめるために、研磨の本場ヨーロッパの大会に、日本代表として挑戦しました。

研磨文化を日本から世界へ伝える使命感

日本には、日本独自の気候・塗装事情・お客様の価値観があります。
その中で育まれてきた日式研磨の細やかさや、オーナー様の愛車への想いに寄り添う姿勢は、世界的に見ても特徴的です。

丹下は日本コーティング協会・日本ディテーリング協会や研磨評価会などを通じて、
「日本発の塗装研磨文化」をつくる活動にも携わっています。
欧州研磨大会への参加は、日本の研磨文化を世界に提示する一歩でもありました。

大会で突きつけられた世界基準

光沢計・評価角度の違い

欧州研磨大会では、仕上がりの評価に光沢計が用いられ、
反射角度や計測位置も規定されていました。

日本で一般的に行われているチェック方法と比較すると、
「見る角度」「見る光」「触り方」などに、多くの違いがあります。
こうした違いを理解し、自分の研磨スタイルに取り込むことで、
「どの国・どの環境でも通用する研磨」へと近づいていきます。

研磨哲学の差:削る技術から守る思想へ

大会に参加して痛感したのは、「削る技術」よりも「守る思想」が問われているということです。

・どこまで削るべきか
・どこからは削らないほうがいいか
・仕上がりと塗膜寿命のバランスをどう取るか

これらは単なるテクニックではなく、研磨技術者としての倫理観そのものです。
欧州研磨大会は、その倫理観を突きつける場でもありました。

この経験が「お客様に還元される理由」

緊張下で磨かれた精度は現場で再現できる

国際大会のステージは、通常の施工現場とは比べものにならないほどの緊張感があります。
その中で結果を出すためには、身体に染み込むレベルの正確さが必要です。

一度でもその環境で研磨をやりきった技術者は、
日常の施工においても「余裕をもった高精度施工」ができるようになります。
その積み重ねが、仕上がりの美しさ・安定した品質・トラブルの少なさにつながります。

数値で説明できる“科学的研磨”の重要性

欧州研磨大会のような国際舞台では、「なんとなくキレイ」「感覚的に良い」では通用しません。
光沢度・色差・反射状態など、数値で語れる研磨が求められます。

この考え方は、一般のお客様とのコミュニケーションにも直結します。

  • 施工前後でどれくらい変化したのか
  • 今後、どのくらいの期間きれいな状態を保てそうか
  • どこまでが「できる範囲」で、どこからが「リスクが高い範囲」なのか

こうした説明を、感覚ではなく、できる限り論理と数値に基づいてお伝えできること。
これが、お客様に安心していただくための大きな要素になっています。

大会経験は施工店の真の差別化ポイント

国際大会への挑戦は、単なる“話題づくり”では意味がありません。
それをきちんと現場に落とし込み、日常の施工レベルを引き上げてこそ価値を持ちます。

「どこでコーティングや研磨を頼んでも同じ」ではありません。
世界基準を知っている施工店と、国内だけの価値観で完結している施工店では、判断軸も仕上がりもまったく別物です。

研磨専門店を選ぶときに見るべき基準

国際実績・資格・大会結果は嘘をつかない

研磨専門店・コーティング専門店を選ぶ際に、
「どの溶剤を使っているか」「コース名が豪華かどうか」だけで判断するのは危険です。

それ以上に大切なのは、

  • 国際大会や研磨コンテストへの参加・入賞実績があるか
  • 協会・メーカー・第三者機関による技術認定を受けているか
  • 日々の施工や検証内容を発信し続けているか

という「技術を証明する客観的な事実」です。
これらは、お客様が施工店を選ぶときの重要な判断材料になります。

正しい倫理観と価値観を持つ施工店か

高い技術を持っていることと、お客様の利益を第一に考えているかどうかは別問題です。

・できないことをできると言わない
・リスクがあるときは正直に伝える
・「今やらないほうがいい」と言える

こうした倫理観を持つ施工店こそが、
長い目で見てお客様の愛車の価値を守れるパートナーだと私たちは考えています。

まとめ|挑戦は終わりではなく始まり

世界基準を知る者だけが未来の技術を作る

欧州研磨大会への挑戦は、代表 丹下にとってゴールではなく、
「これから、世界基準の研磨を日本の現場に根付かせていくためのスタートライン」です。

世界の技術者たちと肩を並べて研磨し、評価され、学び合った経験は、
すべて日々の施工一台一台に注ぎ込まれています。

もしあなたが、愛車の研磨・コーティング・PPF施工をどこに任せるか迷っているなら、
ぜひ、「世界基準を知っているかどうか」「技術と哲学の両方を持っているか」という視点で比べてみてください。

そのうえで、私たちを選んでいただけたなら、
その信頼にふさわしい仕上がりでお応えいたします。