「コーティングはどこでも同じではありません。専門店が明かす“施工を断る本当の理由”」

この記事の施工  

ご依頼前に必ずお読みください|施工をお断りする場合について

当店にご興味をお持ちいただきありがとうございます。

私たちはコーティング・プロテクションフィルム・研磨を専門とする施工店として、

できる限り多くのオーナー様のお力になりたいと本気で考えています。

一方で、愛車の価値を守るため、あえて「施工をお断り」または「延期」させていただく場合があります。

本ページでは、その理由と基準を、できるだけ分かりやすくお伝えいたします。

なぜ場合によって「お断り」することがあるのか

塗装はやり直しのきかない大切な資産だから

自動車の塗装やヘッドライト、ガラスの表面は、一度削りすぎると二度と元には戻せません。

研磨や下地処理は、塗装という“オーナー様の資産”に手を入れる行為です。

もし、現状のダメージや環境、条件が安全な範囲を超えていると判断した場合、無理に施工することは「きれいにする」どころか、

かえって寿命を縮める結果になってしまいます。

無理な施工はお客様の不利益につながるから

「今より少しでも良くしたい」というお気持ちはよく分かります。しかし、状態や条件によっては、

  • 施工後の変化がご希望に届かない
  • 持続性が大きく落ちてしまう
  • リスクに対して費用対効果が見合わない

といったケースもあります。そのような場合、あえてお断りすることが、お客様のためになると私たちは考えています。

施工をお断り・延期させていただく主なケース

塗装ダメージが深刻で安全な研磨ができない場合

クリア層が極端に薄くなっている、再塗装で塗膜が不安定、強い腐食やひび割れが見られるなど、

研磨やコーティングでの改善が安全に行えないと判断した場合は、施工をおすすめできません。

無理に削れば、一時的に艶は出ても、早期劣化や剥離のリスクが高くなります。そのような状態では、

オーナー様のご期待に正しくお応えすることができません。

施工環境・スケジュールが品質基準を満たせない場合

高品質なコーティング・PPF施工には、温度・湿度・照明・乾燥時間など、いくつもの条件を整える必要があります。

  • 真夏・真冬で条件が厳しすぎる
  • 施工後すぐに長距離走行が必要
  • 屋外駐車で乾燥時間が取れない

といった状況では、当店が定める施工品質の基準を満たせない場合があります。その際は、日程の調整や、

あえて見送るご提案をさせていただくことがあります。

ご希望の仕上がりと現実的な結果に大きなギャップがある場合

経年車・過走行車・過去の施工履歴などによっては、「新車時の状態を完全に再現する」ことが物理的に難しいケースがあります。

その際、できる範囲を丁寧にご説明し、ご理解をいただけない場合は、お互いのために施工を見送る判断をさせていただくことがあります。

結果としてご満足いただけない施工は、私たちの本意ではありません。

お客様と一緒に守りたい3つの価値

愛車の資産価値と安全性

見た目のきれいさだけでなく、塗膜の厚み・健全性・将来的なリスクまで含めて考えることが、専門店の役割だと考えています。

「この一回の施工で終わり」ではなく、5年後・10年後の愛車の姿まで想像しながら、最適な選択肢をご提案いたします。

正直な説明と長期的なお付き合い

その場だけのご満足のために、できないことを「できます」とは言いません。
良いことだけでなく、リスクやデメリットも含めてお伝えしたうえで、最終的な判断をお任せすることが、誠実な施工店のあり方だと考えています。

「ここなら本音で話してくれる」と感じていただける関係を、お一人おひとりと築いていきたいと思っています。

技術とブランドとしての信頼

当店には、研磨士資格や各種メーカー認定、国際大会への出場・入賞など、さまざまな実績があります。

しかし、それらは「どんなご依頼でも受けるため」の道具ではありません。

「この条件なら、責任をもってお受けできる」
「この条件では、お受けすべきではない」
と判断するための技術的なものさしでもあります。

ご依頼前にご確認いただきたいこと

お車の現在の状態について

キズ・凹み・再塗装歴・事故歴・過去のコーティング歴などを、わかる範囲でお知らせいただけると、

より的確なご提案が可能です。気になる箇所は、事前に写真をお送りいただいても構いません。

ご希望の仕上がりレベルについて

「ここまでは気にならない」「ここだけは何とかしたい」など、優先順位を教えていただけると、

無理のない範囲で最大限効果の高いプランをご提案できます。

施工時期・保管環境・ご予算について

施工直後の保管場所(屋内・屋外)、雨天走行の有無、洗車方法、ご予算感なども、品質と安全性を考えるうえで大切な要素です。

ご要望と条件がうまく噛み合わない場合は、日程や内容を調整するか、それでも難しい場合にはあえて見送るご提案をさせていただくこともございます。

まとめ|“断る勇気”も責任ある専門店の役割です

私たちは、すべてのご依頼を機械的にお受けするのではなく、「この施工は本当にお客様と愛車のためになるか」という視点から、一件一件判断しています。

その結果として、お断り・延期という答えになる場合があることを、どうかご理解いただければ幸いです。

施工店選びにおいて、「断るべきときにきちんと断ってくれるかどうか」は、とても大切な判断基準の一つだと私たちは考えています。

愛車の状態やご要望について不安なことがあれば、「これは相談してもいいのかな?」という段階からでも、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
最善の選択を一緒に考えさせていただきます。